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アレルギー外来

アレルギー外来は一般小児診療とは別に予約制(月・火・木・金の予約外来)でも行っています。

アレルギー専門医としてアレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎など)を、より専門的にみていきたいと思っています。お気軽にご相談ください。

主なアレルギー疾患

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは、「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」(食物アレルギー診療ガイドライン2012)とされていますが、一般的には、「食物の経口摂取によって引き起こされる食物アレルギー」のことで、このガイドラインでも経口摂取による食物アレルギーを中心に記載するとしています。
簡単に言うと、食物アレルギーとは、「食べ物を食べて、アレルギー症状が出る」ことです。言い換えると、「食べ物を食べて、アレルギー症状が出ない」場合は、食物アレルギーではないということです。

すなわち血液検査や皮膚検査だけでは、食物アレルギーと診断できないのです。この事は、厚生労働省から出されている「保育園におけるアレルギーガイドライン」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03.pdf)に

「一般的には血液や皮膚の検査だけで食物アレルギーを正しく診断することはできない。」(38ページ)
「IgE抗体検査が陽性であっても、実際はその食品を食べられる子どもが多いのも事実である。」(38ページ)

と記載してあり、日本学校保健会から出ている「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」(https://www.gakkohoken.jp/uploads/books/photos/v00051v4d80367d6506f.pdf)にも

「一般的に食物アレルギーを血液検査だけで診断することはできません。」(64ページ)、
「一般的には血液や皮膚の検査結果だけで、食物アレルギーを正しく診断することはできません。検査が陽性であっても、実際はその食品を食べられる子どもが多いのも事実です。」(65ページ)
とあります。

繰り返しますが、食物アレルギーは、「食べて症状が出る」ことが大前提なのです。
食物アレルギーと診断された場合でも、とても重要なことは、「正しい原因アレルゲンの診断に基づいた必要最小限の除去食」ということです。時間がたつと、食物アレルギーを起こしていた食品を食べても、症状が出なくなることもあります。食べられるようになれば、栄養面、患者と家族のQOLを考えて、その食品を摂取していく必要があります。

ただ、やはり食物アレルギーは致命的になる可能性のある疾患ですので、自己判断ではなく、医師としっかり相談、連携する必要があります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、痒みを主症状とする慢性再発性炎症性皮膚疾患です。長期的な治療が必要となり、治療の基本は、(1)発症・悪化因子の検索と対策(2)スキンケア(3)薬物療法とされています。

  1. (1)の悪化因子とは、食物、発汗、物理的刺激、環境因子、細菌・真菌、接触抗原、精神的ストレスなどとされており、多岐にわたっています。注目すべきは、食べ物だけではないのです。
    すなわち、短絡的に『アトピー性皮膚炎といわれたので、血液検査で食物アレルギーがあるかを調べる』というのは間違いということです。何がアトピー性皮膚炎の原因であるのか検討し、必要があれば、アレルギー検査を行うことが大切です。
  2. (2)のスキンケアの一般論は、毎日入浴し、顔を含めて刺激の少ない石けんを使い、お母様の手で優しく洗い、入浴直後に保湿剤を塗布するということです。しかし、一人一人症状、病態が違うので、試行錯誤して、その子にあったスキンケアを行う必要があります。
  3. (3)の薬物療法は、ステロイド軟膏を使用する外用療法を中心に行うのが基本です。はやく正常な皮膚を取り戻し、その状態を保ちながら、ステロイド軟膏を減量していくのです。悪くなったときにだけ、薬を使って治すのではないというのは、気管支喘息の治療と同様です。かゆみ止めなどを内服するのは、外用療法の補助療法と位置づけられています。
考えられる原因

皮膚の表面にある角質の異常により、皮膚が乾燥し、水分が蒸発し易くなり、いろいろな刺激(ダニや細菌など)が侵入し炎症を悪化させます。その原因には

  • アレルギー(アトピー素因)
  • 肌の性質
  • 悪化因子(貴校、発汗、精神的ストレス、過労、紫外線など)が関与します。
症状

年齢によって大きく異なります。

乳児期: 乳児期には頬や口の周りに赤い発疹が出てきます。
また首や肘のくぼみや膝のうらや手首や足首などの汗のたまりやすい部分が赤くなるケースが多いです。特にこの時期は食物アレルギーとの関連が強いといわれており、必要に応じてアレルゲンの除去が重要です。
幼小児期: 幼小児期はアトピー性皮膚炎が治る人が増えて新たに発症する人が少ないので、全体の患者様数は減ります。今までの顔面の発疹が減り、次は関節部や体の発疹が増えてきます。
治療方法
スキンケア
  • 皮膚の清潔
  • 石けん・シャンプー等は刺激の弱いものを
  • 温度の高い湯はさける
  • 皮膚の保湿
薬物療法 炎症部位にはステロイド外用薬、タクロニムス軟膏を主に使用し、補助的に抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服を行います。特にタクロニムス軟膏はステロイド外用薬に伴うような皮膚の萎縮や毛細血管拡張といったような副作用もなく、炎症を鎮める強さもステロイドのミディアムクラス~ストロングクラスと同等ですので、特に顔面、頚部に強い炎症がある患者様には有効な外用薬です。

花粉症

くしゃみ、水っぱな、はなづまり、目のかゆみが基本ですが、学童以下ではなかなか上手く症状を伝えることができません。
そこで、小児の場合、顔しかめぐせや眼を掻くために起こるアレルギー性くまなどが診断の助けになります。

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