お知らせ
新しいワクチンについて
- 2023/07/27
- お知らせ
令和6年4月1日から新しいワクチンが定期予防接種に加わる予定です。
(※まだ確定ではないようですが、よほどのことがない限り定期化されると思います。)
15価小児肺炎球菌ワクチン:バクニュバンス
5種混合(4種混合ワクチン+Hib):ゴービック、クイントバック
です。全く新しいワクチンが加わるのではなく、既存のワクチンがバージョンアップして切り替わる感じです。
<15価小児肺炎球菌ワクチン>
13種類の血清型(1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、23F)のワクチン「プレベナー13」に22F、33Fの血清型が加わった15価のワクチンとなります。
肺炎球菌といっても、抗原性の違いによってさまざまな種類があり、その各々に対し抵抗力を持つことで感染したときの重症化(侵襲性肺炎球菌感染症)を予防することが可能になります。予防できる種類が増えれば、それだけ予防効果が高くなるということです。
プレベナー13(13価)とバクニュバンス(15価)による免疫原性を比較した試験では、既存の13種類の血清型については13価のワクチンと同等の効果があり、新しく加わった血清型(22F、33F)については優位性が示されています。安全性についてはほぼ同等であるといわれているため、非常にメリットの高いワクチンといえます。
<5種混合ワクチン>
4種混合ワクチンにヒブワクチンが加わった5種混合のワクチンです。「ゴービック」、「クイントバック」という2種類があります。こちらは既存の4種混合ワクチン(テトラビック、クアトロバック)にHibワクチンを加えた五種混合ワクチンとなります。今まで4種混合とHibワクチンで2本注射していたところ、1本で済ませることができ、効果が変わらず、お子様の痛みを軽減することができるということです。
対象者について
<5種混合>
4種混合及びHibと5種混合との交互接種は原則不可
「杉並区」
令和6年2月以降の出生の接種対象者に予診票を交付
対象者に当面の間4種、5種の予診票が両方送付される
5種混合ワクチン接種希望の場合は5種混合の予診票が必ず必要
令和6年1月以前の出生でも1回も接種していなければ、5種混合の接種が可能(要申請)
「練馬区」
現時点では4種混合の予診票で5種混合ワクチン接種が可能となっておりますが、5種混合ワクチン接種希望の方は、原則5種混合ワクチンの予診票が望ましいようですので、できるだけ区に予診票を申請してください。
<15価肺炎球菌ワクチン>
交互接種が可能な為、当院では令和6年4月1日から15価の肺炎球菌ワクチンとなります。