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嘔吐について

嘔吐について

 

多くはロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなどのウイルスや溶連菌による感染性腸炎が原因です。突然の嘔吐から始まることが多く、時間がたてば自然に治まってきます。脱水が心配だからと水分をとらせてしまうと、さらに吐いてしまうこともあるため、繰り返し吐くようなら、1~2時間程度は飲んだり食べたりせずにお腹を休ませてください。吐き気が治まったら、少量の水分を少しずつ飲ませ、慎重に増やしてください。

 

Q:飲ませても吐いてしまいます。

A:繰り返し吐いているときは、吐きやすくなっているので、1~2時間程度は食べたり、飲んだりせずお腹を休ませてください。それでも吐き続ける場合は受診するようにしてください。

 

Q:咳き込んではいてしまいました。

A:吐いた後に機嫌良くしているなら心配ないでしょう。

 

Q:どんなものを飲ませたらいいの?

A:糖分や電解質を適切に含んだ経口補液剤(ORS)が良いです。水、お茶だけだと適切な糖分と塩分の補給ができず、かえって具合が悪くなる場合もありますのでご注意ください。市販されているイオン飲料は糖分がやや多く、塩分が少ないので適切ではありませんが、さしあたり飲ませてもかまわないと思います。

 

Q:ミルク(母乳)でも良いですか?

A:乳児ではORSを飲みたがらない場合も多く見られます。その場合は飲ませてもかまわないと思います。ただし、母乳の場合はどのくらい飲んでいるかわからないので、飲ませすぎに注意して下さい。

 

Q:嘔吐が続きぐったりしてきました。

A:ときどき嘔吐が落ち着かずに具合が悪くなる子がいます。ぐったりしたり、顔色が悪くなったり、おしっこの尿が少なくなってきたり、口の中がねばねばしてきたり、肌の張りがなくなってくるなどの症状が見られるようと、脱水の可能性があるため、すぐに受診するようにしましょう。

 

Q:ミルクを飲むたびに噴水のようにはいてしまします。

A:乳児期早期にミルク毎に大量に吐いてしまう場合は肥厚性幽門狭窄症(胃の出口の幽門部というところの筋肉が厚くなって通過障害を起こす病気)といった病気の可能性があるため受診するようにしましょう。

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