Q & A
けいれんについて
- 2015/08/04
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小児のけいれんの大部分は発熱しているときに起こるけいれんで、熱性けいれんといいます。お父さん、お母さんが小さい頃熱性けいれんを起こしたことがある場合や兄弟に熱性けいれんを起こしたことなど、家族性がある場合は起こりやすいです。繰り返し起こす場合でも小学校くらいまでには落ち着いてくることがほとんどです。以前はひきつけともいわれ、おじいちゃん、おばあちゃんに確認する場合はひきつけの方がわかりやすいかもしれません。激しく泣いた後に呼吸を止め、けいれんを起こした場合は「泣き入りひきつけ」、「憤怒けいれん」といわれます。
熱のないけいれんや熱性けいれんでも繰り返すような場合はてんかんの可能性もあります。
お子さんがけいれんを起こしたときは、
① あわてず、落ち着くことが大切です
② 平らな場所に寝かせて、吐いたものが気管に入らないように頭を横に向けてください。
③ できるだけ全身を観察(顔色はどうか、左右に違いはないか、目はどこを向いているか、何分続くかなど)してください。
④ 口の中にものを入れると窒息してしまうかもしれませんのでやめて下さい。
⑤ けいれんが続く場合は救急車を呼ぶか、医療機関に連絡をして受診するようにしましょう。
注意しなければいけないけいれん
・15分以上けいれんが続く場合。
・けいれんが落ち着いた後も意識の戻りが悪い。
・1回の発熱で何度もけいれんを起こす。
この場合はすみやかに受診するようにしましょう。