Q & A
ロタウイルスワクチンについて
- 2015/09/25
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ロタウイルス
乳幼児に多くおこる感染性胃腸炎の一つです。時に脱水、腎不全、脳炎、脳症などを合併することがあります。
接種時期:
1価ワクチンと5価ワクチンの2種類があります。1価のワクチンでも交叉免疫によって他の血清型にも予防効果があるといわれます。
1価ワクチン:生後6週から24週までの間に、4週間以上の間隔をあけて2回接種してください。
5価ワクチン:生後6週から32週までの間に、4週以上の間隔を開けて3回接種してください。
*いずれも14週6日までに初回接種を行うことが推奨されています。ワクチン接種が遅くなると腸重積の自然発生率が上昇するため、早めの接種を心がけてください。
*接種期間を超えた場合は接種することができません。
*接種後に腸重積のリスクが少し増加する可能性が指摘されていますが、接種することの利益が危険性より大きく上回るため接種を推奨しています。
他の予防接種との間隔:
生ワクチンのため27日以上あけてください。
副反応
下痢、嘔吐、発熱がみられることがあります。持続するような場合は受診してください。
因果関係は明らかではありませんが、接種後の腸重積の発症が報告されています。特に初回接種1週間後に多くみられるため、
・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便がでる
といった症状が見られたら、速やかに受診してください。
接種後
普段通りの生活で問題ありません。